集合研修で組織作りに必要なことを学んでも日常で実践できなければ効果はあがりません。
組織内に浸透し、習慣化していくためには、OJT指導の中に組み込むことが必要です。
その中でも印象、インパクト、影響が大きいのが「会議」です。研修では「聴く」「承認」の重要性が分かったつもりでも、会議になるといつもの調子で一方的に仕切っていたり、一部の人しか話していなかったりする状況になってしまうことがよく起こります。
そんな時、社員の皆さんはどう思うでしょうか。「あー、やっぱり。あんなこと言っているけれど、うちの会社は変わらないのだ。」と失望するかもしれません。
生産性を高めるには、社員ひとり一人が主体性をもってアイデアを出し、議論して磨いて、行動することが必要です。「安心安全な場」をつくり、社員さんのやる気を引き出しましょう。
会議ファシリテーションを導入することで得られる効果
- 能力が向上する(主体性、創造性、質問力、承認力など)
- 個々の持ち味が生かされ、他者尊重の雰囲気が作られる
- 物事の決定にかかる時間が短縮される
- PDCAが回るようになる
- ゴールとプロセスが明確になることで、社員の心理的安全性が高まる
生産性の悪い会議例
- ゴールが不明確になっている
- 報告時間が長い
- 発言する人が決まっている
- 終了時間が守られない(延長する)
- 特定の個人、または個人間のやり取りが長い
生産性の良い会議例
- ゴール、開催理由、事前情報、参加ルールが予め決められている
- 議長に会議の進行イメージがある
- 報告ではなく、考える、共有する、議論する時間で構成されている
- 終了時に誰が何をいつまでにするのかが決まっている
- 参加者の満足度が高い
会議の基本的なポイント
- 会議の目的を明確にする
- 準備、当日、事後の繋がりを作る
- 参加者の発言を増やす
- 参加しているという雰囲気を作る
- 合意形成の仕方
手順
- 「効果的な会議の進め方」を学ぶ
- 現状の会議をオブザーブする
- どこをどう変えたいかをヒアリングし、企画する
- 会議に同席しながら、ブラッシュアップする