東京都「働くパパママ育業応援奨励金」リニューアル
2024/04/19
東京都では公益財団法人東京しごと財団と連携をして、都内企業向けに、育児中の従業員の就業継続や、男性従業員の育業を応援する企業に対しての奨励金「働くパパママ育業応援奨励金」を設けています。令和6年度も継続され、奨励金額の引上げや新たな加算項目の設置などのリニューアルが発表されています。
働くママコース、働くパパコースをリニューアル
「働くママコース」は「働くママコースNEXT」に「働くパパコース」は「働くパパコースNEXT」にそれぞれ名称が変更されました。対象となる事業者は、東京都内勤務の常時雇用する従業員を2名以上かつ6ヶ月以上継続して雇用し、都内で事業を営んでいる企業等です。
働くママコースNEXTは
①合計1年以上の育業
②面談・情報提供の実施
③育児・介護休業法に定める制度を上回る取組みについて、令和6年4月1日以降に就業規則に整備したこと
等の取組みが奨励の対象となります。
令和6年度からはこれに加え、
④育業を支える同僚を評価する制度の導入、表彰制度の整備
⑤育業を支える同僚への応援手当の支給
など、従業員の育業を後押しする取組等を1つ実施するごとに20万円加算がされることとなりました。
また、男性の育休取得を推進する働くパパコースNEXTも、現行の奨励対象となる取組に加え、管理職が育業のロールモデルとなり、職場での発信による育業の環境づくり促進、パパ向け育業マニュアルの作成や育業メンター制度の整備などが新たに加算となる取組として公表されました。
申請期間は、パパママともに対象となる育業から原職に復帰し、3ヶ月が経過した翌日から2ヶ月以内です。
面談や情報提供、また就業規則の整備が必要になるので、申請を検討する際は前もって準備が必要となりますが、これから出産を控えている従業員がいる企業では、育児と仕事の両立がしやすい職場づくりを進めるうえで上手に利用出来たらいいのではないでしょうか?
詳細
・(公財)東京しごと財団:働くパパママ育業応援奨励金
・東京都TOKYO働くネット:働くパパママ育業応援事業「働くママコース」と「働くパパコース」をリニューアル!