育児休業を取得した男性社員の約4割が仕事のモチベーショが向上
2022/10/07
2022年10月1日より施行された「育児・介護休業法」。男性の育休取得を促進するために取り入れられた「産後パパ育休」や育休を取得しやすい職場をつくるための環境整備など企業の担当者の準備は大変だったのではないでしょうか。今回の男性育休に関する改正はメディアでも大きく取り上げられ話題になりました。今後は男性の育休取得希望者が増加することが予想されます。
そこで実際に育休を取得した男性は育休取得についてどんな感想を持っているのでしょうか?明治安田生命が行ったアンケートの結果を見てみましょう。
育休を取得した男性の約4割、仕事のモチベーションアップ
明治安田生命は0歳から6歳までの子どもが いる既婚男女に「子育てに関するアンケート調査」を実施しました。そこで実際に育休を取得した男性に、育休後の仕事のモチベーションについて聞いています。
これによると、育休を取得した男性は育休後、仕事に対するモチベーションが上がったとの回答が約4割にのぼります。
子どもの世話を通じ、家庭も仕事もがんばろうと思った
仕事に対するモチベーションが上がった理由は、「育休中、子供の世話を通じて家庭も仕事も頑張ろうと思ったから」が58.9%と一番多く、「福利厚生が整っていていい会社だと思ったから」という職場環境を理由に上げる意見もありました。
男性育休取得には「職場の理解」が必要不可欠
反対に、育休を取得しなかった男性の理由に「利用するための職場の理解が不足している」が19.3%ありました。これは昨年の調査結果(10.4%)の約2倍になっています。
育休を取得した男性の前向きな結果とは異なり、まだまだ育休を取得しやすい環境をつくる努力をする必要がある企業も少なくないようです。育児世代の従業員が多くいる企業では、働きやすい職場づくりの一環として、育休制度を取得しやすい職場づくりをぜひ進めていきたいものですね。