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キャリアアップ助成金「正社員化コース」助成額が大幅に引上げ

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キャリアアップ助成金「正社員化コース」助成額が大幅に引上げ

キャリアアップ助成金「正社員化コース」助成額が大幅に引上げ

2023/12/08

「キャリアアップ助成金 」は非正規雇用労働者の企業内でのキャリアアップを促進するため、非正規雇用労働者を正社員へ転嫁する制度、また処遇の改善の取組みを実施した事業主に対して支給される助成金です。

この中の「正社員化コース」はその名の通り、有期雇用労働者、短時間労働者、派遣労働者の非正規雇用労働者について、正社員化の取組みを実施した事業者に支給されます。この度、2023年11月29日以降に正社員化をした場合について、助成額の大幅な増加等、変更点が発表されています。

 

助成額が大幅に増加 対象要件の緩和も

 

変更点は以下の4つ

①【拡充】助成金(1人あたり)の見直し

支給対象期間が現行の「6か月」から「12か月」に拡充がされます。それに伴い6か月辺りの助成額が見直されます。

現行、中小企業は1期(6か月)で57万円の助成から拡充後は2期(12か月)で80万円に。これは1期ごとの申請も可能です。その場合、1期あたり40万円の助成となります。1人目の正社員転換時には加算措置も。

 

②【拡充】対象となる有期雇用労働者の要件緩和

対象となる有期雇用労働者の雇用期間が現行の「6か月以上3年以内」が「6か月以上」と緩和されます。

③【新設】正社員転換制度の規定に関する加算措置

新たに正社員転換制度の導入に取り組む事業主に対して、20万円(大企業は15万円)の加算がされる措置が新設されます。

「無期から正規」の転換制度を新たに規定した場合も同額が加算されます。

 

④【拡充】多様な正社員制度規定に関する加算措置

勤務地限定・職務限定・短時間正社員の「多様な正社員制度」を規定した場合の加算額が9.5万円から40万円に拡充されます(大企業は30万円)。

こちらも「無期から正規」への転換制度を新たに規定した場合も同額を加算します。

 

事前には「キャリアアップ計画書」の提出が必要です

 

非正規雇用労働者は正規雇用の労働者に比べて賃金設定が低かったり、雇用が不安定だったりして、長期を見据えたキャリア形成が困難です。そこで正規雇用に転換をして、労働意欲を向上させ、キャリアアップの促進を図る、これが「キャリアアップ助成金」の目的です。労働意欲の向上は、企業にとっての生産性の向上につながります。助成金の財源は毎月支払っている雇用保険でもあります。趣旨や活用の目的をはっきりとさせることも重要です。

このキャリアアップ助成金を申請する前に、事前に「キャリアアップ計画書」の提出が必要です。計画書には、有期雇用労働者等のキャリアアップを計画的に進めるためのイメージとして、目標や期間、実施する具体的な取組みを記載します。

 

キャリアアップ助成金だけでなく、助成金を申請する場合、就業規則や労働条件通知書など、現在の労務管理の棚下ろしが必要になります。申請要件も細かく、審査も細部に及びます。サプナ社会保険労務士法人では、就業規則や労働条件通知書が申請の条件に合っているかどうか、法改正にきちんと対応しているかどうかの診断も受け付けております。お気軽にご相談ください。

厚生労働省:キャリアアップ助成金「正社員化コース」を拡充しました!ーリーフレット

     :キャリアアップ助成金


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