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社会保険の短時間労働者への適用拡大 反応は?

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社会保険の短時間労働者への適用拡大 反応は?

社会保険の短時間労働者への適用拡大 反応は?

2022/06/27

2022年10月から、パートタイマーの方への社会保険の適用拡大が段階的に行われます。こちらの制度は企業規模により適用拡大の時期が異なります。10月から適用になるのは、従業員数が100人以上の企業です。2024年10月からは従業員数50人以上の企業にと拡大範囲が広がります。

 

引用先:日本年金機構 令和4年10月からの短時間労働者に対する健康保険・厚生年金保険の適用の拡大

 

今回の改正により、小規模な企業で働くパートやアルバイトの短時間労働者も、要件を満たせば社会保険に加入できるようになります。傷病手当金や出産手当などが受け取れるようになり、年金の保障も2階建てになるというメリットが豊富な法改正といえるのではないでしょうか?

 

良い影響があるとの回答が4割強

 

では実際に当のパートタイマーやアルバイトの方はどうとらえているのでしょうか?

就職・転職情報などを提供する株式会社マイナビが2022年5月に行った「非正規雇用に関する求職者・新規就業者の活動状況調査(22年3-4月)」では、今回の社会保険の適用拡大が自身に「良い影響があると思う(「良い影響があると思う」+「どちらかといえば良い影響があると思う」)と回答した人は4割強の44.4%でした。男女年代別では、男性20~29歳で「良い影響があると思う」が56.1%で最も高く、男性15~19歳、30~39歳、女性15~19歳でもそれぞれ5割を超える回答となりました。

具体的には、「国保や国民年金より負担が少なく、年金はもらえる額が増えると思う」「自分も加入できると考えると、今までより仕事を頑張ってみようという気持ちになった」等があがり、将来的な安心感や働くことへのモチベーション向上に繋がっている様子が伺えました。一方、男女別で見た場合、10代は50%と回答しているものの、20~29歳では39%、50~59歳では30.2%と社会保険への加入を前向きに捉えていない傾向が見られるのも事実です。

 

対象の企業は早めの対策が必要

 

今回の改正では、パートやアルバイトの働き方が大きく変わっていくことが予想されます。

企業としてもしっかりと段階を踏んで対策をしていく必要があります。間際になって慌てないよう、今のうちから準備をしていきましょう。

 

厚生労働省のサイトでは従業員に向けたわかりやすいリーフレットなども用意されています。

厚生労働省:社会保険適用拡大特設サイト

 


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